2023/01/25

2023年: Twitchの最高製品責任者および最高収益化部門責任者による公開書簡

みなさん、こんにちは!Twitchで最高製品責任者を務めているTom Verrilliです。そして、今回の共同著者は最高収益化部門責任者のMike Mintonです。新年を迎え、新たなスタートへの思いを胸に、今後のプランについてお知らせいたします。 

Twitchで配信を行い、コミュニティを築いているみなさんをサポートするために私たちが取り組んでいる内容について、詳しく知って頂きたいと思います。最高製品責任者として、コミュニティが素晴らしいコンテンツを簡単に作成できるようなツールや機能を作ること、そうしたコンテンツが視聴者の目に留まり、彼らが楽しめるようにすることをチームの目標に掲げています。一方で収益化チームは、あらゆるストリーマーが好きなことで収益をあげられるようにすること、お気に入りのストリーマーをサポートする視聴者に報酬をあげたり、表彰したりできるようにすることに注力しています。今回は両チーム連携のもと、今年の取り組みに関する大まかな内容をお伝えします。 

まず、2022年にTwitchがストリーマー向けに開始した取り組みを振り返ってみましょう。 

2022年を振り返って

2022年、みなさんの成長の妨げとなり尚且つ広く見られる問題点に対処するため、様々な取り組みを開始すると共にツールや機能の改善を行いました。また、配信活動の状況に応じて、多彩な収益化ツールを駆使することで収益を向上させられるよう、様々な製品をリリースしました。その結果、2022年におけるストリーマーの収益はTwitch全体で10億ドルを超える額となったのです。 

その要因となったツールや取り組みを一部ご紹介します: 

  • 支払い基準額の引き下げ: 130を超える国々で収益化しているストリーマーの95%に対し、支払い基準額を100ドルから50ドルに引き下げました。その結果、30万人を超えるストリーマーが初めて支払いを受け取ることとなり、基準額が100ドルだった時と比較して、現在では月次で収益をあげられるストリーマーが39%増加しました。
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  • ゲストスターのリリースとアップデート: ストリーマー同士のコラボレーションを促進し、コミュニティとの新たな体験を生み出せるよう、すばやく簡単に、尚且つ警告のリスクを負うことなくゲストを配信に招待することができるようになりました。ゲストスターのリリース後もアップデートが重ねられ、モバイル対応、視聴者リクエストモード、ゲストスターの一覧ページ、ストリーマーのチャンネルを離れることなくゲストをフォローできる機能、ストリーマーやModに向けた多数のセキュリティ機能などが実装されました。
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  • より手軽に注目を集め、配信を視聴者に知ってもらう: カスタマイズ可能なタグとタグのコレクションをホームページに導入し、新たなストリーマーを探したい時に便利なチャンネルスイッチャーを試験的に取り入れ、さらに視聴者がストリーマーの配信予定を把握できるよう配信スケジュール機能をリリースしました。

  • 広告インセンティブプログラム(AIP)のリリース この新たなプログラムにより、ストリーマーは簡単に広告収入を得ることができるようになりました。中期アップデートで広告の収益分配が55%に引き上げられたことで、AIPのオプトイン率は安定したものとなり、ストリーマーにとって好調な結果となりました。

  • 配信表示広告(SDA)のテスト SDA表示時のビデオプレイヤーの縮小率を制限し、配信視聴の快適性を向上させるためのテストを開始しました。 

  • 配信しているコンテンツの内容に関する分析をサポート先日、クリエイターダッシュボードのアナリティクス機能が改善され、情報に基づいた意思決定を下せるようになりました。おすすめのカテゴリーでは、視聴者に人気がある一方でまだ配信番組数が多くないカテゴリーを紹介しています。視聴者エンゲージメントパネルでは、配信内で最もエンゲージメントが高かったタイミングを確認できます。さらに、紹介アナリティクスのグラフでは、視聴者が外部サイトからどのようにしてチャンネルにたどり着いたかを把握できます。 

  • チャリティー配信をより手軽かつ透明性のあるものへ: 新たな内蔵型の募金ツールにより、Twitchでチャリティー活動を簡単に支援できるようになりました。リリース以来、チャリティー配信の数は250%増加し、コミュニティはこのツールを通じて100万ドル以上の寄付を行っています。

  • ストリーマーをサポートしている視聴者への報酬: 2022年のSUBtemberでは、グローバルなコミュニティの存在感がこれまで以上に際立ちました。また、新規サブスクライバーに3か月分のXbox PC Game Passを贈呈するなど、視聴者がさらなるサポートを提供できるよう、新たな特典も導入しています。 

  • コミュニティとの交流をできるだけ良質なものにする: 新たなエンゲージメントツールを導入し、新規の視聴者か常連かを問わず、彼らと有意義なつながりを作ることができるようになりました。チャット強調表示、およびコミュニティ自己紹介では、視聴者に関するリアルタイムのデータを用いることでパーソナライズされた交流を実現できるため、彼らとのつながりを築く上で効果的です。ピン留めチャットでは、視聴者に向けた重要なメッセージをチャットの上部に固定できるので、配信中に同じ情報を何度も伝える必要がありません。

2023年を見据えて

今年、私たちが最も重視していることは、コミュニティの規模およびTwitchでの収益という両分野における、みなさんの成長です。2023年前半に、そうした成長を妨げることなく収益をあげやすくするための製品やツールをリリースします。既存の製品についても、より優れた効果を発揮できるよう、機能拡張による改善を行います。 

収益を上げるためのさらなる選択肢

  • 現在、コミュニティとより深く交流したり、斬新な形で視聴者に感謝を伝えたりできるようにする方法の模索に注力しています。その取り組みのひとつがサウンドバイト。これは、視聴者がお金を払ってお気に入りのストリーマーと交流し、サポートすることができるファーストパーティのサウンドアラートです。もうひとつはCheeringのアップデートで、ストリーマーがよりパーソナライズされた方法で視聴者に感謝を伝えられるようにするためのものです。

  • SUBtemberのようなイベントはストリーマーの収益に好ましい影響を与えるため、これを基盤として、視聴者がチャンネルをサポートしやすくなるような方法をさらに模索していきます。グローバルに展開される大きなイベントだけでなく、視聴者からのサポートを高め、さらなる収益のチャンスを生み出せるような、地域ごとにカスタマイズされた取り組みも行っていきます。また、ストリーマーへのサポートを促進するために、視聴者の行動に基づいてパーソナライズされたディスカウントを実施していきます。 

  • 有意義なスポンサーシップソリューションを構築するための第一歩として、Twitchでのスポンサーシップ契約をより効果的且つ本格的にするための機能を一部のストリーマーとテストし、ストリーマーにとってより魅力的且つブランドにとってよりインパクトのあるものにしたいと考えています。チャンネルスキンやクリック可能なブランドグラフィックをはじめとするブランドアセットを、ストリーマーは配信やチャット、またはチャンネルページ上に簡単に配置できるため、より快適かつ魅力的なスポンサーシップ体験が可能になります。適切なソリューションが見つかり次第、より多くのストリーマーに向けて導入していきます。

  • コミュニティ全体で効果的に収益をあげられるよう、視聴環境を問わず、視聴者がみなさんを簡単にサポートできるようにするためのツールを、モバイル機能に続々と導入していきます。 

Twitchおよび外部サイトで配信の宣伝を簡単に行えるようにするための新たなツール

  • 外部のプラットフォームで配信を宣伝することは、視聴者にチャンネルを知ってもらう上で重要ですが、VODやクリップから宣伝用のコンテンツを作り、コミュニティと共有するには多大な時間を要します。そこで、クリップを編集して縦長のショートビデオ形式でエクスポートするためのツールをリリースし、さらにTwitterの協力のもと、他のプラットフォームで配信の宣伝をより簡単に行えるようにします。そのため、クリップやライブ配信のリンクを効果的に使えます。

  • 視聴者にコンテンツを知ってもらいやすくなるよう、以下のようなツールをリリースしていきます: 

    • 最大20のクリップをチャンネルページにピン留めできるようにする、ピン留めクリップ。これらのクリップを通じて、みなさんの配信がどんなものなのかを新たな視聴者に知ってもらうことができます。クリップの管理(安全管理を含む)もご自身の手で行うことができます。

    • 配信タイトルスタンプ機能では、なんと配信タイトルにスタンプを入れることができるようになります。

    • Twitchモバイルアプリに今後の配信というセクションを追加する予定です。この機能により、視聴者はフォローしているストリーマーの配信のチェックと視聴をワンストップでできるようになります。

広告表示の簡略化と改善

  • コミュニティからのご要望に応え、広告インセンティブプログラムをより簡単かつ柔軟な内容に変更します。一度設定したオプトインの状態を保持した状態で、表示する広告の数をより柔軟に調整できるようになります。

  • 広告表示についても改善を行います。以前から、広告表示のタイミングが分かりにくいため、ストリーマー自身もコミュニティも、広告による配信中断に備えにくいというご意見を頂いていました。広告表示のタイミングをより明確にして管理が簡単になるよう、広告マネージャーの修正を行います。

  • 視聴者のなかには、広告なしで配信を観たいという方も当然いるでしょう。そのため、Twitch Turbo(広告なしでの配信視聴や、スタンプやバッジ等のチャットに関するアップグレードといった特典を提供するもの)の改善に取り組んでおり、より使い勝手のいいものにすることを目指しています。本件については、年内にアップデートをお届けします。

広告の表示方法および表示場所の改善

  • 今年の前半に、視聴者やチャンネルに対する広告のシステム改善に向けて、2点の修正を行います。ひとつは、プレロール広告を無効にした際の挙動の変更です。形式を問わず、1時間で3分間の広告が表示されると、すべてのプレロール広告が無効になります。90秒の広告に分割して30分ごとに表示させる必要はありません。 もうひとつは、表示されるプレロール広告に対して、原則的にピクチャー・バイ・ピクチャーを適用することです。 

  • また、広告表示のタイミングを知らせる方法や、ミッドロール広告をスヌーズするための機能についても検討しています。

  • 広告主と共同でブランドコンテンツを制作する際に、コミュニティへ簡単に知らせることができるようにします。

コラボレーションとカスタマイズをより簡単にして、ゲストスターをより使いやすく

  • Firefox、Microsoft Edge、Safariへのブラウザサポートを進めると共に、ゲストのオーディオをより細かく設定したいストリーマー向けに、従来よりも粒度の高いオーディオツールをリリースします(音声が二重になった際の自動ミュートや、ゲストのエコーキャンセルのオフなど)。

  • Twitchの誕生以来、ストリーマーたちは一緒に楽しく過ごしながら、何十ものサードパーティのサイトやTwitch製品を生み出してきました。しかし、これらのソリューションを使用する際は基本的に2つのタブを同時に開く必要があるため、双方のコミュニティのメンバーが交流することはできませんでした。これからはゲストスター向けに構築したテクノロジーを駆使し、真にクロスチャンネルな配信体験の実現に向けて取り組みを行っていきます。

視聴者とのコミュニケーションをより充実させるためのファーストパーティツールの作成

  • 現在、コミュニティとより深く交流したり、斬新な形で視聴者に感謝を伝えたりできるようにする方法の模索に注力しています。視聴者とより良い形でつながれるよう、コミュニティからサポートを受けた時に感謝を示すためのツールを作成し、よりインタラクティブでパーソナライズされた機能にできるよう取り組んでいます。また、Twitchでしか見られないユニークなアラートの開発にも着手しており、こちらについては今後数ヵ月のうちに続報をお届けします。ちなみにその取り組みのひとつがサウンドバイトで、有料で視聴者がお気に入りのストリーマーと交流し、サポートすることができるファーストパーティのサウンドアラートです。

  • 視聴者マイルストーンでは、配信中に一定のアチーブメントを達成した視聴者を表彰でき、彼らとよりパーソナライズされた関係を築くことができるようになります。 

配信の中で好評なポイントを把握し、配信コンテンツの改善点を探るための知見を提供。 

  • すべてのアフィリエイトとパートナーに向けてクリエイターホームをリリースします。これはパーソナライズされたダイナミックな「ホームベース」を提供するもので、配信活動の状況に応じて、的確なヒントと実用的な提案を通じてみなさんの成長をサポートします。 

  • アナリティクスに関して、以下のようなアップデートを行います:

    • タグのインプレッションのアナリティクスでは、タグでフィルタリングされたブラウザページ、または各タグの検索結果でみなさんの配信にたどり着いた視聴者の数を把握することができます。

    • より多くの視聴者に見てもらいやすくなるよう、様々なゲームやカテゴリーにおいて、配信に最適な曜日や時間帯に関するデータを提供します。

    • 視聴者維持率のデータにより、視聴者をどれだけ惹きつけ、維持しているかを把握できます。

ライブ配信中でもオフラインでも、コミュニティと連絡を取り合ってつながれるようにする

  • 配信を行っていないときでもコミュニティと連絡が取れる機能を求めている方は多いでしょう。そこで、オフラインの状態でもフォロワーやサブスクライバーにビデオやクリップメッセージを送ることができる製品をリリースします。 

  • また、視聴者からのメッセージを受け付けるためのQ&Aツールや、配信でリンクを表示する前に内容を確認できるようにする、モデレーター向けツールも開発しています。

視聴者が新たなコンテンツを見つけやすくなるよう、検索機能を強化

  • ストリーマーが自身の言葉で配信内容を説明するためのカスタマイズ可能なタグ(2022年にリリース)の機能拡張として、同じトピック(例: タイムアタック)に関連する配信を識別し、一覧にまとめて表示するバックエンドインフラストラクチャを開発しています。また、この一覧を常にブラウザで表示できるようにして、固定リンクでカスタムタグを使って配信しているストリーマーのコミュニティを見つけられるようにします。

  • 視聴者がおすすめチャンネルのフィードやクリップをシームレスにスクロールして簡単に探せるよう、モバイル向けの新たな検索機能を導入します。ほんの限られた時間の中で、新しいストリーマーを見つけたいという視聴者には最適です。

今後について

みなさんには充実した環境のなかで配信を楽しんで頂きたいと思っています。今回ご紹介した機能やツールをリリースするための原動力となっているのは、みなさんが望むコミュニティを、より簡単かつ確実に築けるように手助けしたいという思いです。

皆で力を合わせれば、Twitchをより良くしていくことができます。だからこそ、現在の取り組みをしっかりとお伝えし、みなさんのご意見を頂くことが重要なのです。また、現在開発中のものについても、興味を持ってもらえるよう定期的に最新情報をお届けしていきます。今年から、フィードバックをしっかりと受け取れるよう、コミュニケーションを手軽且つ頻繁に取れるようにする新たな取り組みを行なっていきます。

まず、Twitchで行っている一部の取り組みについてより深く理解して頂くために、ヘルプページを開設します。取り組みへのみなさんの参加状況は問いません。また、配信の頻度を増やし、定期的に最新情報をお届けしたり、みなさんからの質問に答えたりしていきたいと考えています。

今回挙げたリストは包括的なものではなく、現在の取り組みの詳細については、準備が整い次第追ってお知らせします。なお、明日に今年最初のパッチノート(Patch Notes)をお届けしますので、本記事でご紹介した内容の詳細についてライブでお話しします。明日の正午12時(太平洋時間)、ぜひtwitch.tv/twitchへお越しください。それではチャットでお会いしましょう。

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