グループ配信の廃止

10月のTCLVの基調講演で、DanがTwitchでもっと簡単に、充実したコラボを行えるようにするとお話ししていました。彼は2024年に構築する新たなStream Together機能を発表しました。これは統合チャットや統合視聴者数などの機能を利用し、お気に入りリストで簡単にフレンドの配信に参加したり、一緒に配信を行えるようになるものです。そして数週間前に、Stream Togetherのベータをすべてのストリーマーが利用可能になりました。パートナーやアフィリエイトを含む誰もが利用可能です。

2019年3月に、私たちはコラボレーションを促進するために「グループ配信」機能をリリースしました。この機能を使うと最大4人のストリーマーが一緒にライブ配信を行い、視聴者は1つのウィンドウで彼らを視聴することが可能になります。一緒に配信するというコンセプトは人気だったものの、パートナーのグループ配信利用率は当初の想定を大きく下回り、グループ配信を利用して配信するパートナーの割合は1%未満となっていました。グループ配信を利用していたパートナーからは、自由度の高いレイアウトや統合チャット、より充実した協力体験など、役に立つ機能が欠けているという意見が寄せられていました。また、視聴者からは4分割で複数のゲームプレイ画面を追いかけるのは大変だという意見が寄せられていました。これらの意見や、Stream Togetherの開発状況を考慮して、「グループ配信」機能を廃止することを決めました。1月17日以降、グループ配信は利用できなくなります。

コラボレーションはストリーマーが成功をつかむための基礎となるものであり、私たちは将来的にこれをTwitchの中心的な機能にするという大きな目標を持っています。Stream Togetherはグループ配信と同種の限定的なコラボレーションに対応しますが、用途が拡大しており、より多くのストリーマーやカテゴリー、配信セットアップに対応します。より自由度が高くなっており、コラボレーションの方法や配信画面上での表示方法をより細かくコントロールすることが可能になります。来年はStream Togetherに統合チャットや統合視聴者数などの機能が追加され、他にもコラボレーションを充実させるための無数の改善が実施される予定です。

グループ配信を利用しているストリーマーにとっては残念なお知らせであり、Stream Togetherの改善を続けながら、グループ配信も維持することはできないのか疑問に感じる人もいるでしょう。グループ配信を廃止する理由は、その背後で使われている技術が時代遅れとなっており、それを維持するためには大きな投資が必要になるからです。そこで、想定よりも使用率が低い機能を維持するためにリソースを分散するよりも、皆さんからのフィードバックを参考にしながら、より充実したStream Togetherを構築することを決めました。私たちは、この方がストリーマーにとってより良いソリューションを提供できると考えています。

頻繁にグループ配信を利用しているなら、こちらのヘルプ記事を読むことをおすすめします。この記事では、慣れ親しんだグループ配信と同じようにStream Togetherのコラボレーションをセットアップする方法をご紹介しています。あなたがアフィリエイトで、いつかグループ配信を使ってみたいと思っていたなら、現在、Stream Togetherのベータ版にアクセス可能になっています。利用を開始する方法の詳細については、こちらをご覧ください。

いつものように、フィードバックをお待ちしています。コラボレーションのアイデアや追加して欲しい機能などのご意見を、UserVoiceにお寄せください。